絵画の将来はどうなるのだろうという関心から深沢の作品に興味を持った。深沢の作品は言葉に変換しようとしてもほとんど不可能である。といって作品を否定しているわけでない。詩人が言葉を彫琢して完成にしあげるように、深沢の絵画も文字通り彫琢を経て完成しつつあるように見える。同じような構成の作品があるのは、逡巡を経て行き着いた到達点なのだろうか。何よりもなぜこのような作品にひかれるのか、その理由が見つからない。それでもこれが究極の絵画なのだと納得するところがある。周囲を見渡せば説明過剰な絵画が氾濫している。深沢の絵画はどんな説明からも逃れているところが魅力なのだろう。その自由さが見る人に伝わってくるからではないか。美術評論家 藤島俊會神奈川新聞 神奈川の文化時評より2022年5月1010美術 深沢軍治展評5月18日より、2年ぶりに深沢軍治個展を開催しています。新たな創造性が創作力を十二分に発揮させた、現在の絵画をぜひご高覧下さい。1010美術 倉科敬子
Solo show by Gunji Fukasawa is on from 18th Saturday May to 2nd Sunday June.
Keiko Kurashina
Gunji Fukasawa 深沢軍治展
ATMOSPHERE
Saturday 18th MAY – Sunday 2nd JUNE,
11:30 – 18:30 水曜休廊 closed on Wednesdays